アートを進化させるタッチ スクリーン
今、ビジュアル アーティストの注目を集めるタッチ アート。紙に描く感覚で絵の具や鉛筆、チョークを自由自在に操れる画期的な技術です。最近のアーティストたちは、次々と台頭する新しい技術をいち早く取り込み、ニーズの変化に対応しなければなりません。ところが、デジタル画面のキャンバスではスムーズに描けないため、アイデアを直感的に表現できないといった問題がありました。

HP TouchSmart (NextWindow 1900 シリーズ) で制作された「Snowboarder」 (Adobe Photoshop)
デジタル アート用によく使われているのは、PC 接続が可能なペンで操作するタブレット型デバイスです。これを使うには、タブレットを見下ろしながら作業を行い、描かれた画像を見るためにいちいち大きなスクリーンを見上げなければいけません。たとえこの煩わしい方法に慣れたとしても、鉛筆やアクリル、水彩絵の具を使ってキャンバスを多種多様に彩る今までのやり方とは程遠いと言わざるをえませんでした。
このようにアーティストたちの悩みは従来のアート制作とコンピュータ アート制作の間にある「デジタルの溝」で、これを埋めるのが、高度な技術が満載されたタッチ スクリーン PC とアプリケーションです。2010年、ビジュアル アーティストのグループが NextWindow のオフィスを訪問し、タッチ PC でどのように作品を制作できるか検証していました。
そのとき用意されたのは、NextWindow タッチ スクリーン機能が利用できる 18~24 インチ スクリーンと最大 50 インチの大型ディスプレイを搭載した複数のオールインワン PC (Dell および HP) でした。アーティストたちは、Photoshop® や ArtRage®、Corel Draw® などのアート アプリケーションを使いながら、自分たちの発想を思い通りに表現していました。

NextWindow で制作された「Fantasy Flight」 (Photoshop)
この技術のもう一つの魅力は、アーティストそれぞれのスタイルや作業に順応できる点です。イラストレータや漫画家の人たちは、おそらく18~22 インチのデスクトップ タッチ PC を好きな場所に置き、机に座りながら作業するでしょう。一方、画家の人たちなら、大きなキャンバスを前に、立ちながら絵を描くこともあるでしょう。タッチ スクリーンは最大 120 インチ ディスプレイまで選べるので、このようなニーズにも応えることができます。
ビジュアル アーティストがデジタル分野で成功するには、技術をほとんど感じさせず、かつ紙では表現できない多彩なテクニックを駆使することが必要です。タッチ スクリーンは、この難しい課題を実現に導くことができる多くの新しい技術の一つになるでしょう。
このページにあるデジタル アーティストたちのビデオをご覧ください。数分間と短いですが、非常にインパクトがあります。タッチ スクリーンは、人間が PC をいかに使いこなして自然に作品を仕上げることができるか、その可能性を飛躍的に高めています。そしてデジタル表現の大きな未来を明るく照らし出してくれることがおわかりいただけるでしょう。
スティーブン ロペス:デジタル アーティスト
「新しい技術を学ぶことはハードだけど、実際にブラシを使うことで、今までなかった自然でリアリティな感覚で作業ができた。これは本当にすばらしい。画家としての自分のスタイルを
PC でも崩さないようにするのは結構いつも大変なんだよ。」

NextWindow 2700 で制作された「Singer」 (Adobe Photoshop)
今までのペイントソフトで調整できるのは一筆の幅や色ぐらいでしたが、それでもアーティストたちは絵を描く感覚をタッチ PC で味わうことができました。ただ、やっとの思いで仕上げたイメージがスクリーンに映し出されるのは数時間後でした。
タッチ PC の女性の顔がアーティストによって描かれていく様子をご覧ください。ここではアプリケーションのアクリル ペイント ツールを選び、チューブからキャンバスに色を「絞り出し」、仮想パレットにブラシをつけながらさまざまな色を作り出しています。ウェット ペイントで女性をキラキラと輝かせる描写や仮想のナイフを使ってテクスチャーを実際に切るような効果も実現できます。思った通りではない?まったく問題ありません。直前の操作を数回取り消して、光の形を変えてみましょう。本物のブラシで直接スクリーンに描くので、アクリル ペイントのウェット感を調整することだってできます。
制作プロセスを妨げるのではなく、進化させる新しい技術は、タッチ スクリーンをおいて他にはありません。以前と比べて高度なデジタル アート アプリケーションを活用したこの技術は、紙の上で作業を行っている感覚をデジタル アーティストに蘇らせることができます。スクリーンでペイントを実際にぼかすこともできるので、もう創作活動に支障をきたすこともありません。
アンドロイド ジョーンズ:デジタル アーティスト
「スクリーン上でのテクスチャーや素材の感触を自由に調整できる」機能を楽しみながら、アーティストのアンドロイド ジョーンズがこう話してくれました。「このブラシの滑らかさは、ゆったりと筆で描いていた昔を思い出させるよ」。

NextWindow 2700 で制作された「Burgundaise」 (CorelDRAW)

HP TouchSmart (NextWindow 1900 シリーズ) で制作された「Poolside」 (Adobe Photoshop)
